4人家族におすすめなガス給湯器は20号or24号!特徴と選び方

冬になるとお湯が出るのに時間がかかる、4人家族で朝・夜にお湯の出が悪くて困っている方もいるかもしれません。

ガス給湯器は住まいや機能、家族人数によって選ぶ製品が異なりますが、4人家族におすすめなガス給湯器は20号、もしくは24号サイズの給湯器です

今回はガス給湯器の選び方や20号・24号給湯器の特徴、選び方の注意点をご紹介します。

参考にしていただき、自宅に合ったガス給湯器を選びましょう。

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ガス給湯器の選び方の基本

ガス給湯器は、デザインや機能に違いを感じにくい機器ですが、設置タイプや給湯能力、機能の有無など選ぶポイントが多い製品です。選び方の基本を順番に説明します。

住まいの種別を確認する

ガス給湯器は、戸建てとマンションでは設置方法が異なります。

新築の場合は物件の購入が決まってから、ガス給湯器の購入を開始しましょう。

戸建ての場合(壁掛タイプ・据置タイプ)

戸建ての場合は、壁掛タイプか据置タイプになります。

壁掛タイプは戸建てに多く採用されており、外壁に掛けて設置するタイプの給湯器です。

1階の外壁に設置され、製品種類も多いため機能を優先して給湯器を選べます。

据置タイプはコンクリートブロックなど架台の上に設置する給湯器です。

側面から配管が出ており、浴槽の循環金具が1つの場合は据置タイプに該当します。

マンションの場合(壁掛タイプ・PS設置タイプ)

マンションの場合は、壁掛タイプかPS設置タイプになります。

マンションの壁掛タイプはベランダの壁に固定されているタイプの給湯器です。

ドレン排水が確保しやすく、エコジョーズへの交換も検討しやすい点がメリットです。

PS設置タイプは玄関脇にあるパイプスペース(PS)内に設置されている給湯器です。

扉無しと扉付きの2種類があります。

号数を選ぶ

号数とは、1分間に供給できるお湯の量です。

家族人数や利用箇所、使用量を想定して選ぶことが重要です。

関連ガス給湯器の号数とは?適切なサイズ選びの重要性

追い焚き機能の有無

追い焚き機能の有無を決めます。追い焚き機能付きの製品は、オートタイプとフルオートタイプに分かれています。

オートタイプは、湯張りから追い焚き・保温まで自動で行ってくれるのに対して、フルオートタイプは、オートタイプの機能に足し湯を追加した製品です。

関連追い焚きガス給湯器の仕組み【図解あり】

エコジョーズへの検討

エコジョーズは、従来のガス給湯器より約10~15%ガスの消費量を抑えられるので効率よくお湯を沸かせることが期待できる給湯器です。

デメリットは導入費用が給湯器よりも高いため、長期的に使用する場合のランニングコストを想定して検討することをおすすめします。

関連エコジョーズの仕組みを図解を使って分かりやすく解説

20号・24号給湯器の特徴

号数家族人数特徴
20号2~3人家族・シャワーと給湯など2箇所同時に給湯可能
・ガス使用量が少ない家族におすすめ
24号4人以上の家族・シャワー+2箇所の計3箇所同時に給湯可能
・複数箇所で同時にお湯を使う、冬にお湯をたっぷり使いたい方におすすめ
20号・24号給湯器比較表

2人以上の家族で使用される20号・24号タイプの特徴をまとめました。

給湯器の号数とは、『1分間に作れる水温+25℃のお湯の量』を表した数字です。

号数が大きいほど一度に多くのお湯を給湯器から供給できます。

号数は、家族人数やライフスタイルから同時に使用するお湯の量を考えて決めましょう。

『冬に必要なお湯の量』も号数選びの基準になります。

冬は気温が下がり、夏より1分間に作れるお湯の量が減ります。

気温が低い冬は、同じ温度のお湯を作る場合でも、必要なガスの消費量が違うため夏より冬の方がお湯の量が少なくなります。

寒い冬を基準に必要なお湯を供給する号数の方が快適に過ごせます。

4人家族のガス使用例

4人家族は、2人家族と比べてどうしてお湯の使用量が増えるのでしょうか。

4人家族の場合のガスの使用例を説明します。

例えば、夫婦と子ども2人の4人家族の場合

【朝】

母親がキッチンで朝食やお弁当作り

父親や子ども達が洗面所で通勤・通学の準備

【夜】

母親がキッチンで夕飯作りや食器洗い

父親や子ども達がお風呂のためシャワーや洗面所を使用

朝・夜は、家族でガスを同時に使用することが多いことがわかります。

また、必要以上のお湯の使用が原因かもしれません。

家族のお風呂に入るタイミングがバラバラで何度も追い焚きをしていたり、常に強火で料理をしている場合は、ガスの使用量が増えガス代も高くなります。

世帯人数別の平均ガス代金を調べてみると、4人家族のガス代の平均金額は、5,427円になります。

世帯人数1カ月の平均額
1人世帯3,331円
2人世帯4,900円
3人世帯5,555円
4人世帯5,427円
5人世帯5,506円
6人世帯6,156円
総務省|家計調査2022年

1人世帯と2人世帯では平均金額に差を感じますが、3人世帯以降は家族人数が増えても、平均金額の差があまりありません。

ご自宅のガス代金と平均金額を比べて、節約できる箇所がないか家族で話し合ってみましょう。

号数が大きくなってもガス代は変わらない

ガス給湯器の号数が上がっても、同じお湯の温度・使用量であればガス代は変わりません。

ただし、号数を上げると1分間に供給するお湯の量が増えるため、お湯の出が良くなり使用量が増えてしまう恐れがあります。

お湯の使い過ぎには注意しましょう。

4人家族のガス給湯器選びの注意点

現在は4人家族で24号を使っていて長女が就職を機に独立するため、20号への変更を検討している方もいるかもしれません。

ただし、交換前には以下の注意点を確認した上で変更してください。

3人家族のお湯の使用量を想定する

20号タイプは同時使用が少ない家族向きでシャワーと給湯など2箇所での同時使用は可能ですが、お風呂・キッチン・洗面所など3箇所以上で同時にガスの使用が見込まれる場合は、24号の方が使い勝手が良くストレスも感じません。

それでも子どもが独立してお湯を使う量が少なくなったのであれば、変更しても支障が出にくいでしょう。

工事が必要な場合もある

号数の変更は、配管工事が必要な場合があり、工事費用がかかります。

互換性を持つ製品もあるため、配管のサイズが同じものを選ぶことで費用が抑えられます。

4人家族のガス給湯器選び方まとめ

今回は、ガス給湯器の選び方の基本から4人家族のガス使用例と注意点を紹介しました。

ガス給湯器の寿命は約10年と言われています。

言い換えると10年に1度しか交換する機会がないため、変更の際は、再度お湯の使用状況を確認し、製品を決めることが大切です。

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